〔038〕雪彦山 (884m)

兵庫県安富町

2001年10月19日


  2年前の3月に鹿ヶ壺から千畳平、三ヶ滝を歩き、コケの綺麗さに痛く感動したものだった。
この時、千畳平から雪彦山に登れるコースがあることを知り、いつかは登りたいと思っていた。
県道沿いの空地に車を止め、4度目となる雪彦山へ三ヶ滝コースから登り始める、沢沿いの道は歩き易く、
水量の多い沢音は耳に心地よい。
15分程で三ヶ滝に着く、落差は20m程の小さい滝であるが水量が多く
豪快に見える。
沢道を離れてからは段差の大きな階段が続き、登り切ると千畳平に着く、ここまでは約40分、ここで昼飯とする。
  千畳平から雪彦山へは杉木立の沢道からが続く、いつもの坂根側からの急登尾根道とは雰囲気が随分違い、き易い楽チンコースであるが、沢を離れてからは一転して急登が続く。
1時間半で雪彦山の縦走路に出る。
大天井岳側に歩き、15分歩いて山頂に着く。気温15℃、土日は沢山の人で賑わっている山頂であるが、
さすがに平日の今日は誰も居ない。
初めて登った時は、喘ぎ喘ぎ登った急登、山頂から自分の車が目の下に
見えた景観に痛く感動したものであるが、4回目ともなると見慣れた景色となり感動はなくなっている、
寂しい。
帰路は三角点のある雪彦山に足を伸ばす、尾根道を上り下りしながら30分で雪彦山に着くが、
噂通りの景観の悪さで、ここまで来る価値はない。
直ぐに戻り返して、分岐点から同じ道を下り、千畳平から鹿ヶ壺への道をとり、滝見物をして下り終える。 今日は長い時間歩きたいと思っていたが、目的通り4時間ほど歩いた。
道沿いの駐車スペース。 この目の前に三ヶ谷の滝のハイキングコース入口がある。
三ヶ谷の滝コースの入口。
沢道を離れてからは、段差の大きい階段となり、
ここまでと一転して苦しい登りとなる。
落差20mの ”三ヶ谷の滝
先日の雨で水量がたっぷりあり豪快だった。
45分で”千畳平”に着く。帰りは鹿ヶ壺への道を行く予定。
キャンプ場となっている千畳平、キャンプシーズンはここまで車で登れるが、
オフ時は通行止めとなっている。
千畳平から雪彦山への登山道入口、健脚向きとなっているが、板根側の尾根道よりはやさしい道と思う。
天狗岩上から見た”大天井岳”こちら側からみると平凡な薮山。
毎度お馴染みの大天井岳(884m)山頂からの南面景観、肉眼では瀬戸内海が薄っすら見えている。
4度目の”雪彦山”(大天井岳)、平日なので誰も居らず寂しいほどの静けさ。
三角点のある、ほんまもんの”雪彦山”に足を伸ばしてみるが、杉林に囲まれた山頂は景観が利かず、行く程の価値はない。
名勝 ”鹿ヶ壺”であるが、鹿が寝た姿に見えるは、こじ付けにしか思えない。
他の滝の方が見応えがある。
鹿ヶ壺一帯は規模は小さいが滝と急流が集まっており、立派な遊歩道が整備されている。
俺は遊歩道さえなければもっと良いのにと思う。
  カシミールの地図で調べると 大天井岳の884mピークが見つからない
それらしき場所にあるのは838mのピークであり、周辺に884mのピークが無い、884mはインチキでは?

”千畳平”のキャンプ場に戻り、”鹿ヶ壺”への遊歩道で下山する。
沢沿いの穏やかな道を進む。
登山道を少し登って見た ”三ヶ谷の滝”
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兵庫100山』  千畳平側から登ってみた。
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鹿ヶ壺